AI時代のWeb戦略は“意味を理解するAI”に合わせ、量より深掘り・実体験・特定ターゲットの情報設計が鍵。Room8のBing流入増は構造化データ・一次体験・更新頻度・専門性の効果を示す。FAQ活用や一次情報発信で更新を続け、AIを使いこなす人間中心の情報提供こそ王道。
こんにちは、Room8オーナーの鶴田です!
最近、「AI時代のWebサイトってどうすればいいの?」って質問をよくもらうんですよね。
ChatGPTやPerplexityみたいなAI検索が普及して、「もうWebサイトなんて意味ないんじゃ…」って不安になる気持ち、めちゃくちゃ分かります。
でも、僕は全く逆のことを考えてます。
むしろAI時代だからこそ、Webサイトの価値は上がる。ただし、やり方を間違えると完全に無視される。
今日は、Room8で毎日ブログを書き続けて見えてきた「AI時代のWebサイト戦略」について、僕なりの考えをシェアさせてください。
セマンティック検索がもたらす根本的な変化

まず、AI検索の本質って何か分かりますか?
それは「キーワード」から「意味」への転換なんです。
従来のキーワード検索の限界
例えば、従来のSEOだと「名古屋 ランチ」で上位表示したければ:
- タイトルに「名古屋でランチ」を入れる
- 本文に「名古屋」「ランチ」を散りばめる
- キーワード密度2-3%を意識する
みたいな機械的な最適化をしてたわけです。
でも、これって考えてみたら変じゃないですか?
読者は「名古屋」「ランチ」って単語を読みたいわけじゃない。「今日のお昼、どこで食べようかな」って悩みを解決したいだけなのに。
AIが理解する「文脈」の深さ
AI時代のセマンティック検索では:
- 「名駅で同僚とサクッと食べられる店」
- 「栄で接待にも使える昼食」
- 「大須の穴場的なお昼ご飯スポット」
こういう自然な文脈で書いても、AIは理解してくれる。
しかも、ただ「名古屋のランチ情報だな」じゃない。
「同僚とサクッと」って書いてあれば:
- 時間は30分〜1時間以内
- 価格は1000円前後
- カジュアルな雰囲気
- 駅から近い
- 混雑してない時間帯の情報も欲しい
- 注文してすぐ出てくる料理
「接待に使える」なら:
- 個室があるといい
- 静かで落ち着いた空間
- 料理の見た目も重要
- 3000円以上でもOK
- 予約が取りやすい
- 相手の好き嫌いに対応できるメニューの幅
って、書いてない情報まで推測するんです。
キーワードの奴隷から解放される意味
つまり、AIは文章の「行間」を読む。人間が自然に書いた文章から、その人の本当のニーズを理解してくれる。
これ、めちゃくちゃ大きな変化なんですよ。
今までは:
- 「名古屋 ランチ おすすめ」
- 「名古屋 ランチ 安い」
- 「名古屋 ランチ デート」
みたいに、全部のパターンで記事を作る必要があった。
でも、これからは一つの良い記事があれば、AIがその記事から必要な情報を抽出して、いろんな質問に答えてくれる。
ただし、これは「内容で勝負しろ」ってことでもある。キーワード詰め込みでごまかせない分、本当に価値のある情報を書かないと評価されない。
シビアだけど、フェアな世界になったとも言えますね。
広告モデルの静かな崩壊

ここで、ちょっと怖い話をしましょう。
ポータルサイトの錬金術
食べログとか、ぐるなびとか、ああいうポータルサイトのビジネスモデルって知ってます?
基本的に:
- 無料掲載で店舗を集める
- 「もっと目立ちたいなら広告費払って」
- 金払った店が上位表示
この「金で買える露出」モデルで成り立ってたんです。
実際、月額3万円とか5万円払えば:
- 検索結果の上位に表示
- 「おすすめ」マークがつく
- 写真が大きく表示される
みたいな特典がついてくる。
AIは広告を見ない
でも、ChatGPTに「名古屋でおすすめのランチ」って聞いたとき、AIは何を参照すると思います?
実際の口コミ数、評価点、更新頻度です。
「この店は広告費払ってるから上位」なんて概念、AIには存在しない。むしろ、広告枠も一般枠もフラットに評価して、本当に評価の高い店を推薦する。
考えてみれば当然で、AIの目的は「ユーザーに最適な情報を提供すること」。広告主の都合なんて、知ったこっちゃないんです。
Google広告の終焉?
Google広告(PPC)も同じ運命をたどるかもしれません。
今までは:
- 「名古屋 ランチ」で検索
- 一番上に広告が3〜4件
- その下にやっと自然検索結果
って構造だった。
でも、AI検索では:
- 広告枠という概念がない
- すべてが実力勝負
- コンテンツの質だけで評価
つまり、「マーケティング予算」より「サービスの質」が勝つ時代。
中小企業にとってのチャンス
これ、大企業にとっては悪夢かもしれない。
今まで年間数千万円の広告費で維持してた露出が、ゼロになる可能性がある。
でも、僕みたいな小規模事業者にとってはDavid vs Goliathが公平な勝負になるチャンス。
Room8みたいに、広告費ゼロでも:
- 良いコンテンツを作る
- 読者の課題を解決する
- 継続的に更新する
これだけで、大手と対等に戦える。
むしろ、小回りが利く分、有利かもしれない。
量産型コンテンツの終焉

そして、もう一つ終わりを迎えるのが「量産型記事」です。
テンプレート記事の見分け方
みなさんも見たことあるでしょ?
- 「〜とは?メリット・デメリット完全解説」
- 「〜の選び方|プロが教える5つのポイント」
- 「〜おすすめ10選【2024年最新版】」
- 「〜を徹底比較!どれがベスト?」
- 「〜の効果と注意点まとめ」
こういうテンプレート記事。
中身を見ると:
- 導入(〜について悩んでいませんか?)
- 基本説明(〜とは)
- メリット(良い点を3〜5個)
- デメリット(悪い点を2〜3個)
- まとめ(自分に合ったものを選びましょう)
全部この構成。キーワードだけ入れ替えて、構成は全部同じ。
外注ライターの限界
こういう記事の多くは、外注ライターに:
- 「このキーワードで3000文字書いて」
- 「構成はこのテンプレート使って」
- 「1記事1000円で」
って発注してる。
ライターさんも、その値段じゃ深く調べる時間なんてない。ネットで拾った情報を、それっぽくまとめるだけ。
AIのパターン認識能力
でもね、AIってパターン認識がめちゃくちゃ得意なんですよ。
「あ、またこの構成か」「どこかで見た内容だな」って一瞬で見破る。そして、独自性のない情報は参照価値なしと判断される。
実際、ChatGPTに同じ質問を何度かすると、違う記事を参照することがある。でも、量産型記事は絶対に参照されない。
なぜか?
AIも「この情報、他でも読めるよね」って分かってるから。
実体験の価値
考えてみれば当然で、ChatGPTに質問した人は「どこにでもある情報」なんて求めてない。その人の課題に最適な、独自性のある回答を求めてるんです。
だから、これからは:
- ❌ 量より質
- ❌ テンプレより独自性
- ❌ 机上の空論より実体験
- ❌ 網羅性より深掘り
- ❌ 万人向けより特定ターゲット向け
「100記事の量産」より「10記事の深掘り」が評価される時代になる。
Room8も、毎日書いてるけど量産はしてない。その日その日で、読者が本当に知りたいことを、実体験ベースで書いてるだけ。
Room8で実証された「王道の逆襲」

ここで、Room8の実例を詳しく紹介させてください。
衝撃的なデータ
2024年4月から、うちのブログの流入が前月比377.1%(約3.8倍)に急増したんです。
具体的な数字で言うと:
- 3月:約1,200アクセス/月
- 4月:約5,700アクセス/月
しかも、その流入元はGoogleじゃなくてBing。
なぜBingなのか?
最初は「なんで今さらBing?」って思ったんですけど、調べてみたらChatGPTがBingと連携してるんですよね。
つまり:
- ChatGPTで質問される
- ChatGPTがBing検索でソースを探す
- Room8の記事が参照される
- Bing経由でアクセスが記録される
この流れで、Bing経由の流入≒AI経由の流入ってことが分かった。
評価された記事の特徴
で、どんな記事が評価されてるのか分析してみたら、共通点があったんです。
1. 実際に使った系
- 「ChatGPT-4oを1週間使ってみた率直な感想」
- 「Perplexity Proの課金は本当に必要か?」
- 「Claude 3とChatGPT、用途別使い分けガイド」
2. 失敗談も含む系
- 「AI使って大失敗した話(でも学びがあった)」
- 「ChatGPTに頼りすぎて痛い目見た件」
- 「AIツール導入で社内が混乱した話」
3. ターゲット別解説系
- 「経営者のためのChatGPT活用法」
- 「ライター向けAI執筆支援ツール比較」
- 「エンジニアが見たCopilotの実力」
王道のコンテンツマーケティング
なんでRoom8が評価されたのか、答えはシンプルでした。
毎日、ターゲットを明確にして、その人たちの課題を解決する記事を書いてただけ。
例えば、ChatGPTの新機能が出たら:
- 情報収集フェーズ
- 公式発表を読む
- 技術ブログをチェック
- Twitterの反応を見る
- YouTubeの解説動画も参考に
- 実体験フェーズ
- 自分で実際に使ってみる
- いろんなプロンプトを試す
- 限界も探る
- 他のツールと比較する
- 価値翻訳フェーズ
- エンジニアには → API変更点と実装例
- マーケターには → 新機能の活用シーン
- 経営者には → ROIとリスク
- 初心者には → 「で、結局何が変わったの?」
同じ情報でも、読者によって「知りたいこと」が違う。この「情報の最適化」こそが、AI時代のコンテンツの価値なんです。
AIと人間の共存する未来

ここで少し、現実的な話をさせてください。
本当の敵は誰か?
多くの人が「AIに仕事を奪われる」って恐れてるけど、僕は本当の敵はAIじゃないと思ってます。
敵は、AIを使いこなす人間です。
これ、いつの時代も同じだった。
- 印刷技術が生まれたとき → 写本職人は失業
- 自動車が普及したとき → 馬車の御者は転職
- インターネットが広まったとき → 対応できない企業は倒産
技術そのものは中立。使う人と使わない人の差が、格差を生む。
AIを敵にしているのは誰か
正直に言うと、AIを使わない人は、自分でAIを敵にしてるんです。
「AIなんて信用できない」
「今までのやり方で十分」
「新しいことを覚えるのは面倒」
こういう人は、AIに仕事を奪われるんじゃない。AIを使いこなす人に仕事を奪われる。
Room8だって、もし僕がAIを無視してたら、きっと他のブログに読者を奪われてた。
残酷だけど避けられない現実
これから起きることは明確です。
| 立場 | 生産性 | 価値創造 | 収入 |
|---|---|---|---|
| AIを使いこなす側 | 10倍に向上 | 新しい価値を生み出せる | 増加する |
| AIを使わない側 | 相対的に低下 | 既存の仕事も奪われる | 減少する |
格差は今より確実に広がる。
それでも人間にしかできないこと
でも、完全にAIに置き換わらない領域もある。
| 領域 | 具体例 |
|---|---|
| 体験 | 実際に店に行って雰囲気を感じる 失敗から学んで方向転換する |
| 判断 | 相手の表情を読んで対応を変える 倫理的な判断を下す |
ただし、これもAIを使いこなした上での話。
AIを拒否してる人は、この領域でも競争力を失う。
これからのWebサイト戦略

じゃあ、具体的にどうすればいいのか?
僕なりの答えは「AIに読まれることを前提とした、人間のための情報設計」です。
1. 構造化データで「理解しやすく」
これ、難しそうに聞こえるかもしれないけど、要は「情報に名札をつける」ってことなんです。
レストランの例
| 情報の種類 | 実際の内容 | AIへの伝え方 |
|---|---|---|
| 店名 | 鶴田食堂 | これは「店名」です |
| 営業時間 | 11:00-22:00 | これは「営業時間」です |
| 定休日 | 水曜日 | これは「定休日」です |
| メニュー | 名物親子丼 980円 | これは「メニュー」です |
| お客様の声 | 「ボリューム満点!」 | これは「お客様の声」です |
Room8の実践例
実際、僕はこんなことまでやってます。
AIに記事を読ませて、よくある質問を作ってもらう。そして、それを「これはFAQです」ってタグ付けして掲載する。
プロセスはこんな感じ:
- 記事を書く
- AIに「この記事でよくある質問を5個作って」
- 生成されたFAQを確認・修正
- 構造化データとして掲載
つまり、AIがAIのために情報を整理する時代。
効果は三重
| 対象 | メリット |
|---|---|
| 人間向け | FAQがあると記事が分かりやすい |
| AI向け | 構造化されてて参照しやすい |
| SEO向け | リッチスニペットで表示される |
一石二鳥どころか、一石三鳥です。
2. 一次体験の発信源になる
なぜ一次体験が重要か
AIは基本的に「既存の情報を組み合わせる」のが仕事。だから、新しい体験や独自の視点は作れない。
| 記事の種類 | 価値 | 理由 |
|---|---|---|
| 「ChatGPT使ってみた」 | 低い | 誰でも書ける |
| 「ChatGPTで請求書作成を自動化して月20時間削減した」 | 高い | 具体的な体験と成果 |
Room8の一次体験例
実際にRoom8で書いてる一次体験:
- Bing流入が3.5倍になった話(まさに今日の記事)
- コワーキングスペースでの面白い出会い
- 起業1年目の失敗談
- AIツール導入の試行錯誤
こういう実体験ベースの情報は、AIにとって貴重な参照元になる。
3. 更新頻度と鮮度を保つ
AIの情報鮮度へのこだわり
AIは「最終更新日」をかなり重視してます。古い情報は参照されにくい。
実践的な更新戦略
| 業種 | 更新項目 | 頻度 |
|---|---|---|
| 飲食店 | メニュー変更 季節限定情報 営業時間変更 新しい写真 お客様の声 | 即日 シーズン毎 当日中 月1回 週1回 |
| IT系 | ツールアップデート 新機能レビュー 価格改定 使い方ガイド トラブルシューティング | 1週間以内 2週間以内 即日 月1回 随時追加 |
更新を習慣化する方法
| タイミング | 作業内容 | 所要時間 |
|---|---|---|
| 毎朝 | 更新チェックタイム | 30分 |
| 月1回 | 全記事見直しデー | 半日 |
| 随時 | 読者からの指摘反映 | 即対応 |
| 週1回 | 人気記事の優先更新 | 1時間 |
これで「生きてるWebサイト」になる。
4. 専門性を深掘りする
なぜ専門性が重要か
AIは情報源の信頼性を重視します。「なんでも屋」より「専門店」の方が、特定分野では信頼される。
Room8の専門分野
| 分野 | 具体的な内容 |
|---|---|
| 起業 | 特に最初の1年の課題と解決策 |
| スモールビジネス | 少人数での効率的な運営方法 |
| コワーキングスペース | 運営ノウハウと利用者目線 |
| AIツール実践 | 実際に使った結果と活用法 |
| 広島ビジネス | 地域特有の事情と攻略法 |
専門性の作り方
| ステップ | 具体的なアクション |
|---|---|
| 1. 絞り込み | 強みを3〜5個に限定 |
| 2. 経験蓄積 | その分野で実践を重ねる |
| 3. 視点確立 | 独自の切り口を見つける |
| 4. 継続発信 | 定期的にコンテンツ化 |
| 5. 対話重視 | 読者フィードバックを活かす |
これで、AIから「この分野ならこのサイト」って認識される。
まとめ|AI対策の最高の戦略は、AI対策をしないこと

ここまで読んで気づいた人もいるかもしれませんが、結局のところ「良いコンテンツを作る」という王道が最強なんです。
変わらない本質
- ターゲットを明確にする
- その人の課題を解決する
- 実体験を交えて書く
- 継続的に更新する
- 読者との対話を大切に
これ、SEOの基本中の基本じゃないですか。
でも、多くの人が小手先のテクニックに走って、この基本を忘れてた。AI時代になって、やっと「本質」が評価されるようになったとも言える。
最大の皮肉
皮肉な話ですけど、最先端のAI対策は、最も古典的なコンテンツマーケティングだったんです。
- キーワードを詰め込む → ❌
- 読者の課題を解決する → ⭕
- 量産で勝負 → ❌
- 質で勝負 → ⭕
- AIをハックする → ❌
- 人間に向き合う → ⭕
最後に伝えたいこと
だから、AI時代のWebサイト戦略に悩んでる人に言いたい。
「AIをハックしようとするな。人間に向き合え」
AIも結局は、人間のために最適な情報を提供しようとしてるだけ。だったら、最初から人間のために書けばいい。
難しいテクニックなんていらない。読者のことを真剣に考えて、役立つ情報を提供する。これだけ。
Room8は、これからも愚直にそれを続けていきます。
Bing経由のアクセスが増えたのも、きっとその姿勢が評価されたから。小手先のテクニックじゃなく、王道を歩んできた結果だと思ってます。
みなさんも、一緒に王道を歩きませんか?
AIに怯えるんじゃなく、AIと共存しながら、人間にしかできない価値を提供していく。
それが、僕たちにできる最高の戦略だと信じています。
