Gemini 2.5はGoogle連携で日常業務を飛躍的に効率化する実務向けLLMで、カレンダーやKeepとToDoへの自動連携などの特徴を活かし、ChatGPTやClaudeと使い分けるのが賢い選択である
- カレンダーへの自動書き込み
- KeepとToDoへ自動追加
- Gmail/ドライブ上での統合体験
- Google検索ネイティブ連携による最新情報提供
- ProとFlashの2種類
- Proは最大100万トークン処理可能
こんにちは、Room8オーナーの鶴田です!
最近「Geminiってどうなの?」「ChatGPTとどっちが賢いの?」って聞かれることが増えてきました。世の中、AIだらけですからね。あっちを見ても生成AI、こっちを見てもAIチャットボット。もうお腹いっぱいって人もいるかもしれません。
でも、僕はあえて言いたい。
「まだ本当に“仕事ができるAI”を見てないかもしれませんよ」と。
今回紹介するのは、Googleが2025年に出したGemini 2.5というモデル。しかも無料でPro版が使えるという、ちょっと意味がわからない時代がやってきています。
ただし注意点がひとつ。
「AIすごい!」って言っても、正直ほとんどのことは他のLLMでもできます。ChatGPTでもClaudeでも。
だからこの記事では、
- Geminiじゃなくてもできること
- Geminiだからこそできること
この2つをちゃんと仕分けします。
そして最後に、あなたが“秘書にしたいAI”を選べるように、少しだけ背中を押せたらと思います。
Gemini 2.5とは?サラッと押さえておこう

Geminiは、Googleが開発した最新の大規模言語モデル(LLM)です。2024年末から2025年にかけて、2.5シリーズが登場し、今現在はこの「2.5」が主流です。
とはいえ、Geminiって一口に言っても実はいくつか種類があるんですよね。ここがまたややこしい…。
現在使えるのは以下の2種類:
- Gemini 2.5 Pro:高精度&高性能。最大100万トークン処理可能な“本命”モデル。
- Gemini 2.5 Flash:処理は軽快で速いけど、やや簡易モデル。会話スピード重視の方向け。
この2つ、どちらも基本は同じGeminiですが、性能や適した用途が異なります。
ちなみに「Gemini Advanced(有料プラン)」にするとProだけでなくUltraという最上位モデルが使えるようになります。ただ、今回の記事ではそこまで踏み込みません。無料でProが使える時点で、正直、十分すぎるからです。
このセクションでは深掘りはしませんが、「Proを使っておけば間違いない」くらいの理解で大丈夫です。
他のLLMでもできること:「それ、ChatGPTでもできるよね?」という話
「Geminiって何ができるの?」と聞かれたときに、だいたい返ってくるのがこんな答えです:
- 文章の要約・リライト・キャッチコピーの生成
- 翻訳(日⇔英、中国語、韓国語など)
- ブログ記事の構成提案
- メール文やLINE返信のテンプレート作成
- PythonやJavaScriptなどの簡単なコード生成
- 法律や制度、雑学などの知識解説
- マーケティング施策や企画アイデアのブレスト
……はい、全部ChatGPTやClaudeでもできます。
むしろ「そういうことなら、ChatGPTでよくない?」ってなるのも自然な流れ。僕も最初はそう思ってました。
つまりこのあたりは、Geminiの“すごさ”を語る領域ではないということ。
生成AIならどれを使ってもある程度こなせる、いわば“共通機能”です。
だからこそ、次のセクションで紹介する「Geminiじゃないと難しいこと」「Geminiだからこそ快適にできること」こそが、本当の見どころになります。
Geminiだからこそできること:他のLLMにはない4つの強み

ここからが本題です。ChatGPTやClaudeなど、どのAIも“できる”ことはある程度似ています。でも、実際に使ってみると「これはGeminiじゃないと無理」「これがあるからGeminiを選びたい」と感じるポイントがいくつもあるんです。
ここでは、僕が実務で感じたGeminiの“他との違い”を5つに整理して紹介します。
① Googleカレンダーへの書き込みができる(予定を“任せられる”感覚)

これは地味に革命です。
たとえば僕はこんな使い方をしています:
「5月28日 14時から田中さんとZoomミーティング。1時間」ってカレンダーに追加して
「今週の午後で空いてる時間、2時間枠ある日を教えて」
Geminiは、こういう指示をそのまま理解して、Googleカレンダーに予定を“書き込む”ことができます。しかもトークン数に余裕があるから、直前の会話文脈もちゃんと拾って予定に反映してくれます。
これ、ChatGPTやClaudeではできません。連携しても「予定の確認(読み取り)」まで。予定の“追加”は無理なんです。
予定を「AIに聞く」のではなく「AIに任せる」。
この体験ができるのは、現状Geminiだけです。
② Google KeepやToDoへのタスク追加ができる(アイデアが“流れのまま”残せる)
単なるメモやToDo機能が便利なんじゃないんです。
Geminiのすごさは、「その場で生まれた会話やアイデアを、そのまま成果物としてKeepやToDoに落とし込める」こと。
たとえば、AIと一緒にブレストして出てきた企画案をまとめさせて、
そのアウトプットを自然な流れで「じゃあ、それKeepに保存して」と言えば済む。
あるいは、複雑なプロジェクトの進行をGeminiに整理してもらって、
「このタスク一覧をToDoに追加して」と言えば、もう準備は完了。
ChatGPTやClaudeでは、いったん出力をコピーして、手動でToDoアプリに貼り直す必要があります。
Geminiは、その手間がまるごと不要なんです。
だから、「アイデアが出たその場で、実行への一歩目まで済む」。
ここが他LLMとの、地味だけど決定的な違いです。
③ GmailやGoogleドライブに“Geminiがやってくる”体験(他LLMにはない親和性)
正直に言えば、Geminiのチャット画面(Web UI)でGmailやGoogleドライブを読み取るだけなら、ChatGPTやClaudeでも同じことができます。
読み込みと要約、ちょっとした分析くらいなら、体感の差はあまりありません。
じゃあ何が違うのか?
それはGeminiが“Googleサービス側”にやってくることです。
有料プランを契約すると、たとえば:
- GmailやGoogleドキュメントの画面上にGeminiボタンが表示されるようになる
- そのボタンを押すと、右側のサイドパネルにGeminiが“スッ”と現れて、メール要約や返信提案を出してくれる
- スプレッドシート上でも「この行、グラフにして」「条件を満たす行だけ抽出して」などの自然言語操作が可能になる
つまり、Geminiが“あなたが今いる作業空間に飛んでくる”感覚なんです。
ChatGPTやClaudeは「こっちに来て話してね」というスタンス。
Geminiは「そっちに行くよ、一緒にやろうか?」というスタンス。
Googleサービスを日常的に使っている人にとって、この違いは地味だけど、確実に効く“効率ブースト”になります。
④ Google検索と“地続き”でつながっている(リサーチの精度が違う)
「ChatGPTも検索できるよね?」と言われれば、確かにそうです。
PlusプランならBrowse with Bingがあるし、Claudeもリアルタイム情報を取得できます。
でもGeminiは、Google検索エンジン自体とネイティブに統合されています。つまり、
- 検索結果のカバレッジが広い
- 情報の更新が早い
- 回答に出典URLをつけてくれる
という3点で、他LLMより頭ひとつ抜けてる印象。
特に「URL付きでまとめて」「複数サイトを比較しながら要約して」という依頼に対して、人間が検索する以上に要領よく答えてくれます。
まとめ:Geminiは“Googleユーザー向けのLLM”という立ち位置が最強
結局、Geminiの強みは「Googleサービスを日常的に使ってる人」にとっての親和性に尽きる。
いろんなことができるAIは増えてきたけど、
「すでに自分の仕事環境に溶け込んでる」ってだけで、使い方の幅も気軽さもまったく違ってくる。
ChatGPTが“万能な相談相手”だとしたら、
Geminiは“頼れる共同作業者”。
それぞれに得意分野があるからこそ、うまく使い分けてこそ本領発揮だと思う。
Geminiの得意分野を活かしたユースケース(実務編)

ここまで「Geminiにしかできない強み」を整理してきましたが、じゃあ実際の仕事でどう役立つのか?
具体的なシーンを見てみましょう。
経理・バックオフィス業務での活用
Googleスプレッドシートと組み合わせると真価を発揮します。
- 経費の分類を自動化
- 売上データを集計してグラフ化
- 「この月の支出で突出してる項目をまとめて」と指示
Excelの関数に悩む時間がゼロになる。
経理担当じゃない人でも、数字の全体像をすぐ掴めるのが強みです。
採用・人事業務での活用
応募書類をGoogleドキュメントにアップロードしてGeminiに読ませると——
- 応募者ごとの強みを要約
- 職種ごとに面接質問を自動生成
- 応募者向けFAQを整備
ChatGPTでも似たことは可能ですが、ドキュメントを直接読み込ませて即使えるのはGeminiの利点です。
人事担当が「一次スクリーニングをAIに手伝ってもらう」イメージですね。
営業・マーケティングでの活用
営業資料(PDFやスライド)をアップして——
- 「この資料、論点がずれてないか?」
- 「導入文をもっとインパクトある形に直して」
と相談できる。
Geminiは内容を把握した上で具体的な改善案を出してくれるので、“AI編集者”としての価値が高いです。
さらに、打ち合わせ後にホワイトボードを撮影してGeminiに渡すと、議事録やToDoに自動変換できる。
「会議の後始末が一番の無駄」だと感じている人には、これが刺さります。
プロジェクト管理での活用
複雑なプロジェクトのタスク洗い出しをGeminiにやらせ、そのままGoogle ToDoに追加。
ChatGPTやClaudeでは「洗い出し」まではできても、ToDo化まで自動で繋がるのはGeminiだけです。
Geminiは「大きな改革」というより、日常の面倒を片っ端から拾ってくれるAI。
雑務に使う時間を減らすことで、本当に集中すべき仕事にエネルギーを割けるようになります。
ChatGPT・Claude・Geminiの比較と使い分け

「結局どれを選べばいいの?」というのが、多くの人の本音だと思います。
そこで、主要3モデルの特徴をまとめてみます。
| 項目 | ChatGPT | Claude | Gemini 2.5 |
|---|---|---|---|
| 推論力・瞬発力 | ◎(ベンチマーク系で強い) | ○(丁寧さ重視) | ○(堅実、検索に強い) |
| 長文処理 | △(トークン少なめで破綻しやすい) | ◎(20万トークン対応) | ◎(100万トークン処理可能) |
| マルチモーダル対応 | ◎(画像・PDF解析) | △(弱め) | ◎(画像・動画・PDFも得意) |
| 拡張性(プラグイン) | ◎(カスタムGPT・豊富な拡張) | △(外部サービス依存) | △(外部拡張よりGoogle統合) |
| Google連携 | △(読み取りのみ) | △(読み取りのみ) | ◎(カレンダーやToDo書き込み) |
キャラクターにたとえると?
- ChatGPT = スプリンター型の天才肌。
瞬間的な賢さや推論力に優れ、短いやりとりなら最強。ただし長文になるとバグりやすい。 - Claude = マラソンランナー型の小説家。
長文を破綻なく書ききり、情緒ある文章を出すのが得意。人間味ある文体で安心感がある。 - Gemini = リサーチャー型の編集者。
膨大な資料を読み込み、整理して要点を出すのが得意。Googleサービスとの統合で“実務に直結する”のが強み。
どう使い分けるといい?
- アイデアを広げたい/瞬間的な答えが欲しい → ChatGPT
- 長文を安心して任せたい/読ませる文章を作りたい → Claude
- 資料整理や業務効率化、Google連携をフル活用したい → Gemini
AIはどれかひとつを選ぶ時代ではありません。
「瞬発力のChatGPT」「持久力のClaude」「実務力のGemini」
これをシーンに合わせて使い分けるのが、今の正解です。
まとめ:なんでもはできない。でも、Geminiにしかできないことがあるんです

正直に言うと、Geminiって万能でもなければ、最強でもないんですよね。
文章をうまく書かせたいならClaude、頭の良さで選ぶならChatGPTの方が上かもしれません。
でも、毎日の業務にそのまま入り込めるAIって意味では、Geminiの独壇場なんです。
Gmailを読んで、カレンダーに予定を入れて、ドキュメントを要約して、ToDoやKeepに書き込む。
どれも地味ですけど、毎日出てくる作業です。
Geminiは、そういう“ちょっと面倒なタスク”を自然に引き受けてくれるんですよね。
ChatGPTは一問一答が得意で、Claudeは長文に強い。
じゃあGeminiは?と聞かれたら、「実務がこなせるAI」なんです。
結局、スペックとかトークン数よりも、
どれだけ自分の仕事の流れに自然に入り込めるかでAIを選ぶ時代になってきています。
であれば、Googleサービスを日常的に使っている人にとって、Geminiは最も自然な選択肢になる。
AIが“何かを生成してくれる”から、“気づいたらやっておいてくれる”時代へ。
Geminiは、その境界線をひっそりと越えてきているんです。
なんでもはできない。
でも、一緒に働けるAIって、たぶんこういうやつなんですよ。
