Geminiの契約、ややこしすぎ問題。Google OneとWorkspaceどっち選ぶ?完全比較ガイド

概要

Geminiには個人向け(Google AI Gemini)と業務向け(Workspace Gemini)の2契約がある。違いは統合機能とDeep Research回数だけで、Workspace StandardはGmail/Docs/Sheets統合により作業効率を大幅に高める。料金はGoogle AI Proが¥2,900/月、Workspace Standardが¥1,600/月。Deep Researchを多用するかどうかで選択を。

  • 2契約は機能差が「統合とDeep Research回数」のみ
  • Workspace StandardはGmail/Docs/Sheets統合で業務効率が大幅向上
  • 選び方の要点: Deep Researchを多用するならGoogle AI Pro、統合重視ならWorkspace Standard。14日無料体験推奨

こんにちは、Room8オーナーの鶴田です。

Geminiを使いたいと思って調べ始めたら、「あれ、契約の入り口が複数ある…?」って混乱しませんでした?僕も最初、これ何なんだと。Google OneにもGeminiがあって、WorkspaceにもGeminiがあって、しかもプランが複数あって。「いや、統一してくれよ」って思うじゃないですか。

でもこれ、実はGoogleの開発・展開の歴史が絡んでるんですよね。元々Geminiは個人向けのGoogle AI(Google One)として生まれて、その後ビジネス用のWorkspaceに解放されていった。だから入り口が2つになっちゃった。開発側の都合でユーザーが混乱するという、よくあるパターンです。

この記事では、「結局どっち契約すればいいの?」という疑問に、料金・機能・使い方の3軸から答えを出します。読み終わる頃には、あなたに合う方がはっきり分かるはずです。


なぜGeminiの契約はこんなに分かりにくいのか

元はGoogle One、そこからWorkspaceに解放された経緯

Geminiの契約が分かりにくい最大の理由は、開発の時系列なんですよ。

元々Geminiは、Google One(個人向けサービス)の一部として「Google AI」という名前で登場したんです。つまり、Googleフォトの容量追加とかと同じ、個人ユーザー向けのオプションサービスだった。それが「AI Pro」プランとして提供され始めた。

ところがGoogleは、このGeminiをビジネス向けのWorkspaceにも展開したいと考えた。当然ですよね、ChatGPTがビジネス市場をガンガン取りに行ってるわけで。で、Workspace側にもGemini機能を追加していった。

結果、同じ「Gemini」という名前で、入り口が2つ存在することになった。これ、ユーザー視点だと最悪じゃないですか。「Gemini使いたいです」って言っても、「どっちのGemini?」って聞き返されるような状態。

開発の流れとしては自然なんでしょうけど、契約しようとする側からすると「頼むから整理してくれ」って話です。

無料版・Starter版は実用外、比較すべきは2つだけ

さらにややこしいのが、各ルートに複数のプランがあること。

  • Google Oneルート: 無料版、AI Proプラン
  • Workspaceルート: Business Starter、Business Standard、Business Plus…

でもね、はっきり言って無料版とBusiness Starterは比較対象から外していいです。

Google Oneの無料版は、Geminiを「お試し」できるだけ。機能制限がキツすぎて、本格的に使うには物足りない。一方、Workspace Business Starterも同様で、Gemini機能が大幅に制限されてる。どちらも「触ってみる」ためのプランであって、実用レベルじゃない。

だから実質的な選択肢は、以下の2つに絞られます。

  1. Google One AI Pro(月2,900円)
  2. Workspace Business Standard(月1,600円〜+ドメイン代)

この2つで比較すれば、かなりシンプルになります。「どっち選ぶ?」って話は、この2択の話なんですよ。


料金比較|年間で1万円以上の差がつく現実

Google One AI Proは月2,900円(年間34,800円)

Google One AI Proの料金は、月額2,900円です。年間で計算すると34,800円

この金額には以下が含まれます:

  • Gemini 2.5 Proモデルへのアクセス
  • 2TBのGoogleストレージ
  • Deep Research機能
  • 最新AI機能(Flow、Whiskなど)
  • NotebookLM Plus

シンプルですよね。個人のGmailアカウントで契約すれば、すぐ使える。独自ドメインも要らない。申し込みのハードルは低いです。

ただし、年間34,800円という金額を「高い」と感じるか「妥当」と感じるかは、あなたの使い方次第。ここ、めちゃくちゃ重要なポイントです。

Workspace Business Standardは年払いで月1,600円(+ドメイン代)

一方、Workspace Business Standardは月額1,600円(年払いの場合)。月払いだと約1,870円になります。

ただし、Workspaceを使うには独自ドメインが必要です。例えば「yourname.com」みたいなドメインを取得して設定する必要がある。ドメイン代は年間2,000円前後。

つまり、年間コストは:

  • 年払い:19,200円 + 約2,000円 = 約21,200円
  • 月払い:約22,440円 + 約2,000円 = 約24,440円

Google One AI Proと比較すると、年払いで約13,600円の差が出ます。これ、結構大きいですよね。

「高い方が高機能」とは限らない罠

ここで面白いのが、料金が高いGoogle One AI Proの方が、必ずしも全ての面で優れているわけじゃないんですよ。

例えば、セキュリティ面ではWorkspaceの方が圧倒的に強い。Workspaceは「入力データをAIの学習に使わない」と明言してるけど、Google One AI Proは「学習に使われる可能性がある」。ビジネスで使うなら、これ無視できないでしょう。

また、基本的なGemini機能(Canvas、ファイルアップロード、画像生成、Workspace連携など)は、両プランでほぼ同等です。差がつくのは、実は限られた部分だけ。

つまり、「高い = 全部上位互換」じゃない。この罠にハマると、年間1万円以上を無駄にする可能性があります。


機能比較|本当に差がつくのは3つだけ

Deep Researchの回数制限(これが最重要)

Deep Researchは、Geminiが複数のソースを調べて、深い分析レポートを作ってくれる機能です。これ、めちゃくちゃ便利なんですよ。市場調査とか競合分析とか、普通にやったら数時間かかる作業を、数分でやってくれる。

で、ここに明確な差があります。

  • Google One AI Pro: 具体的な回数制限の公開情報なし(制限は緩い可能性)
  • Workspace Business Standard: 1日20件まで(月間最大600件相当)

1日20件って、どう思います?僕の感覚だと、普通の使い方なら十分です。毎日フルに使っても月600件。相当なヘビーユーザーじゃない限り、困らないはず。

逆に言えば、「毎日30件、40件とDeep Researchを回したい」みたいな使い方をするなら、Google One AI Proを選ぶ理由になります。でも、そこまで使う人って、正直少数派だと思うんですよね。

Flow・Whiskなど最新AI機能の有無

Google One AI Proには、最新のAI機能がいち早く追加されます。

  • Flow: AI映像制作ツール
  • Whisk: 画像から動画を生成
  • 毎月1,000 AIクレジット: 新機能を試すためのクレジット
  • 最新AI機能への早期アクセス

これらは、Workspace Business Standardには含まれていません

正直、FlowやWhiskって「使いたい!」って人と「別に要らない」って人に分かれると思うんです。映像制作やクリエイティブ系の仕事をしてるなら魅力的だけど、そうじゃないなら「へー、そんな機能あるんだ」で終わる。

つまり、あなたの仕事内容次第で、この差の価値がゼロにも100にもなる。

セキュリティとデータ学習の違い

ここ、ビジネス利用だと無視できないポイントです。

Google One AI Pro:

  • 入力データが学習に使われる可能性がある
  • 個人向けのプライバシー保護

Workspace Business Standard:

  • 入力データを学習に使わないと明言
  • エンタープライズグレードのデータ保護
  • 管理コンソールでの統制

例えば、あなたが顧客情報や社内の戦略資料をGeminiに読み込ませるとします。Google One AI Proだと、そのデータが(理論上)Googleのモデル改善に使われる可能性がある。Workspaceなら、それが無い。

副業やビジネスで使うなら、この差は大きいですよ。「知らなかった」じゃ済まされないレベルの話です。

実は基本機能はほぼ同じという事実

ここまで差を強調してきましたが、基本的なGemini機能は両プランでほぼ同等なんです。

  • Gemini 2.5 Proモデル ✅✅
  • Canvas(ドキュメント作成支援) ✅✅
  • Gem(カスタムチャット) ✅✅
  • ファイルアップロード ✅✅
  • 画像生成 ✅✅
  • Workspace連携(Gmail、Docs、Sheetsなど) ✅✅
  • NotebookLM Plus ✅✅

普段使いのAIアシスタント機能、ドキュメント作成、データ分析、メール支援…この辺は、どっち選んでも変わらない。

差がつくのは、さっき挙げた3つ(Deep Research制限、最新AI機能、セキュリティ)だけです。


あなたに必要なのはどっち?3つの質問で即決

質問1:Deep Researchを1日20回以上使うか

まず自分に問いかけてほしいのが、「Deep Researchを1日20回以上使う日が、どれくらいあるか?」です。

僕の経験だと、Deep Researchって「調べ物が必要なタイミング」で集中的に使うんですよ。新規事業のリサーチとか、記事執筆のための情報収集とか。でも毎日コンスタントに20回超えるって、相当なペースです。

もし「週に数回、多くて10件くらいかな」って感じなら、Workspaceの制限で十分。逆に「毎日ガンガン使って、20件じゃ足りない」なら、Google One AI Proが必要です。

ただ、ここで注意。Google One AI Proも「無制限」とは書いてないんですよ。公開情報がないだけで、何らかの制限はあるはず。その上で「Workspaceより緩そう」というだけ。

質問2:最新AI機能(Flow/Whisk)が必要か

次に、「Flow、Whisk、その他の最新AI機能を使いたいか?」です。

これ、正直に言うと**多くの人は「No」**だと思います。

FlowやWhiskって、確かに面白いし未来を感じる機能だけど、日常業務で「これがないと困る」ってレベルじゃない。映像制作やクリエイティブ系の仕事なら別ですが、一般的なビジネス用途だと「あれば嬉しい」程度。

もしあなたが「最新のAI技術を試すのが好き」「仕事でクリエイティブ系のAI活用が必要」なら、Google One AI Pro一択。そうじゃなければ、この差は無視していい。

質問3:データ学習を許容できるか

最後、「入力データが学習に使われる可能性を許容できるか?」です。

個人的な調べ物や、一般的な情報をやり取りする程度なら、正直あまり気にしなくていいと思います。でも、以下に該当するならWorkspaceを選ぶべきです:

  • 顧客情報を扱う
  • 社内の機密情報を読み込ませる
  • 副業・ビジネスで使う
  • コンプライアンスが厳しい業界(医療、金融など)

データ保護って、「大丈夫だろう」で判断しちゃダメなんですよ。後から問題になったとき、「知らなかった」は通用しない。


結論|コスパで選ぶならWorkspace、最新AI重視ならOne

ビジネス・副業なら独自ドメイン取ってWorkspace一択

ここまで読んで、まだ迷ってます?じゃあ、シンプルに言います。

ビジネスや副業で使うなら、Workspace Business Standard一択です。

理由は明確:

  1. 年間1万円以上安い(コスパ最強)
  2. データが学習に使われない(安心して仕事に使える)
  3. Deep Researchは1日20件で十分(普通の使い方なら余裕)
  4. 基本機能は同じ(日常業務で困らない)
  5. 独自ドメインメールも手に入る(ビジネスで使える)

独自ドメインの取得と設定が面倒?まあ、確かに。でも年2,000円で、上記のメリット全部とビジネス用メールアドレスが手に入ると思えば、やる価値ありますよね。

「面倒だから個人版でいいや」って選択、後で後悔する可能性が高いです。

AI実験好きならGoogle One、ただし年1万円の差は大きい

逆に、こういう人はGoogle One AI Proを選んでください:

  • Deep Researchを1日20回以上使う予定がある
  • FlowやWhiskなど最新AI機能を試したい
  • 個人利用で、データ学習を気にしない
  • 独自ドメインの設定が本当に無理

特に「最新AI技術を追いかけるのが好き」「新機能が出たらすぐ試したい」って人は、Google One AI Proの価値を最大限享受できます。毎月1,000 AIクレジットもらえるし、早期アクセスもある。

ただし、年間1万円以上の差は重いですよ。「本当に自分に必要か?」をもう一度考えてから契約してください。

「とりあえず」で選ぶと後悔する、契約前に使い方を想像せよ

最後に、一番言いたいこと。

「とりあえずどっちか契約しよう」は、やめてください。

Geminiをどういうシーンでどう使うか、具体的に想像してから選んでほしいんです。

  • 毎日使う?週に数回?
  • Deep Researchをどれくらい使う?
  • ビジネス用途?個人の趣味?
  • データ保護は重要?

この辺を考えると、自然と答えが出るはずです。

Googleは契約の入り口を分かりにくくしてるけど(多分意図的じゃないと思いたいけど)、選ぶのはあなたです。年間数万円の差があるんだから、ちゃんと考えて選びましょう。


まとめ:

  • Geminiの契約は2ルート(Google One / Workspace)に分かれてる
  • 実用的な比較対象は「AI Pro」と「Business Standard」の2択
  • 料金はWorkspaceが年間1万円以上安い
  • 機能差は主に3つ:Deep Research制限、最新AI機能、セキュリティ
  • ビジネス・副業ならWorkspace、AI実験好きならGoogle One
  • 「とりあえず」で選ばず、使い方を想像してから契約すべし

契約の複雑さは正直、Googleのお家事情の結果なんでしょうね。開発の歴史とか組織構造とか。でもユーザーとしては、「もうちょっとシンプルにしてよ」って思います。まあ、それを整理するのが、この記事の役割ってことで。

あなたに合う方が見つかることを願ってます。それでは!

よくある質問

Workspace StandardとGoogle AI Proの違いは?

統合機能の有無とDeep Research回数の違い、料金が異なる。Google AI Proは統合なし・Deep Research多め・月2,900円。Workspace StandardはGmail/Docs/Sheets統合あり・Deep Research1日20件・月1,600円。

統合機能の利点は具体的にどんな作業が楽になる?

Gmailの返信が画面内で完結、Docs内での続きを自然に生成、Sheetsでデータ分析の提案が即時可能。別タブやコピペが不要になる。

どちらを選ぶべきかの判断基準は?

Deep Researchを頻繁に使う予定があるならGoogle AI Pro、業務でGmail/Docs統合を重視するならWorkspace Standard。価格と統合の組み合わせで決まる。

Gem機能とは何で、どう活用するのがおすすめ?

よく使う操作を保存するカスタムAI(Gem)を作成して、Gmail返信用や請求書送付などの定型処理をワンクリックで実行。例として「入会Gem」「退会Gem」「請求書Gem」が挙げられ、Gmail内で選択して本文へ挿入できる。

この記事を書いた人

コワーキングスペース 代表 鶴田 賢太

「AI系」起業アドバイザー 鶴田賢太です
春日井・名古屋で コワーキングスペース「Room8」 を運営しながら、起業家をサポートしています。

もともとは 簿記1級 から始まり、ITエンジニア、マーケティング、補助金、財務相談と、いろんな分野を経験してきました。でも、これからの時代は AI。今は 生成AI(ChatGPT・Claude・Geminiなど)を駆使して、起業を加速させる方法 を探求しています。

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