起業初期にありがちな“下請けあるある”|依存から抜け出して事業を成長させる方法

概要

起業初期は知人・元請け依存で裁量がなく、責任だけ増える落とし穴。幸福は成果より“自分で選んで動ける感覚”=自己コントロール感。段階的に自分の事業へ投資を増やし依存を減らし、小さな成功体験を積んで自立を目指す。ニーバの祈りを参考に、変えられるものに集中する。

  • 自己コントロール感が幸福と長期的な成功の核心で、依存はそれを奪う
  • 依存を段階的に減らし、自分の事業へ投資して小さな成功体験を積むことが自立の近道
  • ニーバの祈りに従い、変えられないものは受け入れ、変えられるものに集中する

こんにちは、Room8オーナーの鶴田です!

起業の相談を受けると、だいたいみんな同じような壁にぶつかります。先日も会員さんから「どうしても気持ちが上がらないんです…」という相談を受けました。よくよく話を聞くと、それは典型的な“下請けあるある”でした。

起業初期って、元いた会社や知り合いから仕事をもらうことが多いですよね。ありがたいし、実際に生活の助けになる。でもその一方で、仕事の裁量はほとんど無く、責任や作業だけが積み上がっていく。 頑張っても未来が変わらない感覚にハマり、気づけば自己コントロール感を失ってしまうんです。

これ、外から見れば「売上は増えてるじゃん、よかったね」って話。でも本人にとっては「やってもやらなくても同じ」という絶望感に近い。 幸せって成果の大きさじゃなくて、「自分で選べている感覚」に左右されるんですよね。

幸せの正体は「成果」ではなく「自己コントロール感」

人はどういうときに幸せを感じるのか。実はそれ、成果の大きさではないんですよね。

例えば売上が増えたり、収入が一時的に跳ね上がったとしても、「やらされ感」が強ければ心は満たされない。
逆に失敗したとしても、「自分で決めてやったことだから納得できる」と感じられれば、前向きに次へ進める。

心理学的に言うと、ここでカギになるのが 「自己コントロール感」 です。

  • 自分で選んでいる感覚
  • 自分の行動が未来に影響を与えている感覚

この2つがあると、人はストレスに強くなり、たとえ苦境でも粘り強く取り組める。

逆に、いくら成果が出ていても「自分の意思が関与していない」と思うと、人は一気に疲弊します。
まさに、相談を受けた会員さんがそうでした。周囲から見れば順調に見えるのに、本人は「この先も報われないんじゃないか」という不安に押しつぶされていたんです。

幸せは成果ではなく“自分で選んでいる感覚”。
これを持てるかどうかが、起業家として長く走り続けられるかの分岐点になります。

起業初期にありがちな“下請けあるある”

Room8でも、会員さんからよく相談を受けるテーマのひとつがこの「下請けあるある」です。
起業したばかりの頃は、元いた会社やどこかで知り合った会社の社長から仕事をもらうことが多い。
これは本当にありがたいし、最初のキャッシュフローを支える重要な手段にもなります。

でも同時に、ここには落とし穴があります。

  • 裁量がほとんどない
  • 責任や作業量だけが増えていく
  • 報酬は固定で、成果に連動しない

つまり「自分で選んで未来を作っている感覚」が希薄になりがちなんです。
頑張って売上が伸びても、それが自分の事業の成長に直結しないと、人はむしろ消耗します。

さらに厄介なのは、そっちに力を取られすぎると、自分が本当にやりたい事業がなかなか成長しないということ。
「独立したのに、気づけばまた別の依存先に縛られている」――これは起業初期によくある罠です。

相談を受けた会員さんもまさにその状況で、
外から見れば「仕事が順調に増えている」のに、本人は「このまま続けても未来が変わらない」という閉塞感に苦しんでいました。

“やってもやらなくても同じ”と思う状態は、自己コントロール感を最も削る典型例。
これは下請け仕事に限らず、どんな形でも「主体性を奪われる働き方」全般に当てはまります。

ニーバの祈りと起業家の意思決定

「ニーバの祈り」という有名な言葉があります。

神よ、変えられないものを受け入れる冷静さを、
変えられるものを変える勇気を、
そして、その二つを見分ける知恵を与えてください。

起業家にとっても、この考え方は非常に重要です。
市場や景気、行政の方針、他人の性格――こうしたものは変えられない要素です。
一方で、自分のビジネスモデルやサービス、努力の方向性は自分で変えられる要素です。

ところが起業初期は収入が不安定なため、どうしても「お金をくれる存在」に依存しがちです。
下請け仕事や知人からの依頼は助かりますが、裁量がなく相手の都合に振り回される。
これはまさに「変えられないもの」に囚われている典型例です。

さらに厄介なのは、「役員にしてやる」という誘いに乗ってしまうケース。
役員は労働法の保護が効きません。
正社員なら労働時間や残業代の保証がありますが、役員は嫌ならやめろで終わってしまう。
つまり、安定どころか最も不安定な立場になりやすいのです。

結局のところ、起業家が自己コントロール感を取り戻す方法はシンプルです。
「自分の事業を成功させる」こと。
下請けや依頼を完全に否定する必要はありませんが、それに依存し続ければ未来は他人次第のままです。
少しずつでも、自分で変えられるもの――自分の事業に力を注ぐことが、長く走り続ける唯一の道です。

依存から自立へ ― 自分の事業にシフトするステップ

起業初期に下請けや知り合いからの仕事を受けるのは、ほとんどの人にとって自然な流れです。
まだ顧客も少なく、収入も不安定な中で「頼れる案件」があるのは心強い。
実際に生活を支える収入源として重要な役割を果たすし、最初からすべて自分のサービスだけで食べていける人は稀です。

しかし、この状態に依存し続けることには大きなリスクがあります。
一見すると安定しているように見えて、実は「元請けや知り合いの都合に振り回される」だけの働き方になりやすいからです。
報酬は固定、裁量はほとんどなし。責任やタスクは増えるのに、未来を自分で動かしている感覚は薄れていく。
気づけば「やってもやらなくても同じ」という自己コントロール感の欠如に陥り、肝心の自分の事業に力を注ぐ余裕がなくなってしまいます。

では、どうすれば依存から抜け出し、自分の事業を育てる方向にシフトできるのか。
ポイントは、一気に変えるのではなく 段階的にシフトする ことです。

  1. 収入の一部を自分の事業に投資する
    下請けの収入をすべて生活費に使うのではなく、少額でもいいので「自分のビジネスを育てるための投資」に回す。
    ホームページの改善や広告、サービス開発など、自分の事業を成長させるための行動に少しでもお金を割くことが大切です。
  2. 小さな成功体験を積み上げる
    例えば、自分の商品やサービスで初めてお金を払ってもらった瞬間。
    その経験が「自分にもできる」という自己効力感を強烈に育てます。
    下請けの報酬とは違い、たとえ数千円でも「自分が生み出した価値で稼げた」という感覚は代えがたいものです。
  3. 依存比率を徐々に下げる
    下請けや知り合いからの案件を一気に切る必要はありません。むしろ無謀です。
    ただし、全体の中で「自分の事業が占める割合」を少しずつ増やしていく。
    収入の軸を徐々にシフトさせることで、リスクを抑えながら自立に近づけます。

このプロセスを経ることで、外的要因に振り回される働き方から脱却し、「自分で舵を取っている感覚」=自己コントロール感を取り戻せるようになります。
結果的に、たとえ小さな失敗があっても「自分で選んだ」と納得できるし、成功すればそのまま自信に直結します。

起業初期に下請けや依存を完全に避けるのは現実的ではありません。
しかし、本当に目指すべきは「依存から自立へ」という流れを意識し、少しずつでも自分の事業に軸足を移すことです。
そうして手に入る自己コントロール感こそが、起業家にとって最大の資産であり、長く走り続けるためのエネルギーになるのです。

まとめ:幸せも成功も「自己コントロール感」から始まる

ここまで見てきたように、起業初期の“下請けあるある”はありがたい一方で、依存しすぎると大きな罠になります。
裁量がないまま責任や作業量だけが増え、「やってもやらなくても同じ」と感じ始めた瞬間、自己コントロール感は一気に失われてしまうからです。

幸せも成功も、実は成果の大きさより 「自分で選んでいる感覚」 に左右されます。
売上が伸びても報われた気がしない人もいれば、失敗しても「自分の選択」と思えれば前向きに進める人もいる。
この違いを生むのが、まさに自己コントロール感なのです。

ニーバの祈りにあるように、変えられないものに囚われず、変えられるものに集中すること
下請けや元請けの都合に振り回されるのは「変えられないもの」です。
一方で、自分の事業を育てることは「変えられるもの」。
だからこそ、依存から少しずつ抜け出し、自分の事業に時間とお金を投資することが最終的な解決策になります。

もちろん、起業初期に下請けを完全に避けるのは現実的ではありません。
ただし、その比率をいつまでも高いままにしておくと、事業は自立せず、ずっと外部環境に縛られ続けます。
だから重要なのは、段階的に依存から自立へとシフトしていくこと
小さな成功体験を積み上げ、自分の選択で未来を動かせる感覚を広げていくことが、起業家のエネルギーを長期的に支えるのです。

結論はシンプルです。
起業家にとって最大の資産は、自己コントロール感。
成果や数字に一喜一憂する前に、「自分の事業を、自分の意思で育てているか?」を問い直すことこそが、幸せと成功への近道なのです。

よくある質問

下請け依存が生む「自己コントロール感」欠如の原因は何ですか?

裁量がほとんどなく、責任や作業量だけが積み上がるため未来を自分で動かしている感覚が薄れ、やってもやらなくても変わらないと感じる状態が自己コントロール感を削ぎます。

自己コントロール感を高めると、どんなメリットがありますか?

成果の大小に左右されずに自分の意思で選んだ行動が未来に影響すると実感でき、ストレス耐性が高まり、失敗しても前向きに取り組めます。

依存から自立へシフトする具体的な方法は?

収入の一部を自分の事業投資に回す。自分のビジネスを育てる小さな投資を増やす。下請け依存比率を段階的に下げる。小さな成功体験を重ねて自分の価値を確信する。

完全に下請けを避けるのは現実的か。どう進むべきか?

完全回避は現実的ではないが、依存を段階的に減らし自分の事業を軸に据える比率を高めることが肝心。少額の投資から始めて小さな成功体験を積み重ねる。

この記事を書いた人

コワーキングスペース 代表 鶴田 賢太

「AI系」起業アドバイザー 鶴田賢太です
春日井・名古屋で コワーキングスペース「Room8」 を運営しながら、起業家をサポートしています。

もともとは 簿記1級 から始まり、ITエンジニア、マーケティング、補助金、財務相談と、いろんな分野を経験してきました。でも、これからの時代は AI。今は 生成AI(ChatGPT・Claude・Geminiなど)を駆使して、起業を加速させる方法 を探求しています。

Webサイト制作は 100社以上、SEO対策も得意。補助金申請も 15回以上サポート してきました。けど、これからは AIをどう活用するかが、起業の成否を分ける 時代。Room8では、AI活用の相談も大歓迎です。

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